Paganini Upsampler (Discontinued) / dCS
Paganini Upsampler
生産完了いたしました。(2015年7月)
Paganini Upsampler(パガニーニ アップサンプラー)は特許技術を導入したD/Dコンバーターです。ディスクからのサンプルレートをより高いレートに変換しリスナーに届けます。高いサンプルレートはより詳細なディティルを明らかにし、サウンドステージはより深みを持ち、イメージもよりはっきりと、あたかも霧が晴れた風景を見るように現れます。音質はCDデータを最初、24/88.2へ、そして24/176.4、さらにDSDへと変換されるごとに高まっていきます。
Paganini Upsamplerによって高いレートでdCSのリングDACへと提供し、その結果はフルディスクリート バランス デザインのリングDACの持てる力をフルに発揮できるのです。PaganiniはdCSのプログラムロジックへのソフトアプローチによって、最新バージョンにアップデートできることが、私たちの自慢です。
非シンクロUSBモードPCとオーディオデバイスとをシンクロさせるモードが多くあります。オーディオデバイス自体をPCのUSBフレームと同期することが最も一般的です。しかし、この方式ではジッターに関しては良くありません。Paganini UpsamplerのUSBモードは非シンクロモードで動作します。このモードはPCにフィードバックパイプを設けることで、オーディオデバイスがオーディオにシンクロするのです。PCは効果的にオーディオデバイスとロックします。これで、より正確なクロックを得ることができ、又ジッターも大幅に低減できます。
USBはイソクロノスです。と言うことはホストであるPCと客であるUクロックの双方とも、どの程度のバンド幅が用意されていることを最初から分かっているのです。従い、ホストは常に供給できるバンド幅を保証することになります。オーディオプレィバックを選択すると、PCは選択されたデータをHDDからUSBを経由して出力します。PCとアップサンプラーとのオーディオフローはPCMでは、32,44.1,48,88.2又は96kS/sにパケットされます。これはPCにデータをデコードするべくインストールされたコードの役割で、標準PCMフォーマットでアップサンプラーに提供します。
一般の16/44.1kS/s CDの信号をアップサンプルすることによって、細やかで、グラデーション豊かなサウンドステージを聴き手の目の前にお届けする、その一翼を担うのがPaganini Upsamplerなのです。
特に、Paganini Transport/DACとの組み合わせにより、CD, SACDの良い面をフルに生かすことが出来るシステムへと昇華します。
Specifications
- 出力サンプルレート
- 32、44.1、48、88.2、96、176.4、192kS/s(24 bit PCM) または DSD (1bit 2.822MS/s)
- デジタル入力
- USB Bタイプコネクター 1系統
- AES/EBU(XLR)1系統
- SPDIF(RCA)2系統
- デジタル出力
- AES/EBU(XLR)2系統
- SPDIF(RCA)2系統
- IEEE1394 2系統(双方向デジタル・インターフェース)
- クロック
- ワードクロック入力(BNC)1系統
- ワードクロック出力(BNC)1系統
- 消費電力
- 12.7W(定格),15W(最大)
- 電源電圧
- 100V 50/60Hz
- 外形寸法
- W460xH110xD400mm
- 重量
- 10.6kg