CDC/CDP/CDT / Nagra

CDC / CDP / CDT

CDC/CDP

伝説のテープレコーダー Nagra 4-S, デジタルレコーダーNagra Vなどの技術を投入したCDシリーズです。厳しい報道、諜報、録音業界のプロを相手に注いだノウハウをそのまま投入し、全く同じ制作チームによってハイエンドオーディオモデルを約10年にわたり開発してまいりました。

CDシリーズは、プリアンプ機能を持ったCDC、プレーヤーCDP、そしてトランスポートCDTというラインアップです。

CDC Top

NagraはあえてPCMディスクの可能性を広げることを目的にプレーヤーを開発しました。

CDは20年の歴史を持ち、これからも安定的に供給されていくパッケージソフトという認識に立ち、その可能性を極限まで追求する、というのがナグラの考え方です。愛情と技術を注げば、CDの可能性を大きく高めて、非常に高品位のオーディオ再生を行えることに自信を持ったからに他なりません。

プレーヤーメカニズムはフロントローディングとトップローディング方式の長所を兼ね備えた独自の方式を採用しました。

トップローディングは自動引き出しに付随する耐久度、ディスク位置問題、消耗度、信頼度の面で優れています。ディスクの中心を正確に出す様にトレイに載せる、ということはサーボシステムのエラー補正、トラックの進行などを考慮すると非常に重要である、と捉えました。

トップローディング方式の利点を認識しているにもかかわらず、フロントローディングが好まれるのはその便利性によるものでしょう。設置に関する制限が軽くなります。理想的なナグラの解決方法は両者のいいとこ取りです。

CDC Tray

ナグラ・モノブロック・トレイと呼ばれるこの方式は、ドロワーにはディスクトレイのみならず、プレーバックモジュールが搭載されています。

プレーバックモジュールのサポートにはナグラVハードディスクレコーダーのモジュールをサポートする方式と全く同じシリコンサスペンションメカニズムを採用しました。モノブロックユニットはとても頑丈で分厚い構造です。

構造を形成するアルミは一つ一つ酸化を防ぐように処理されていますし、メカ自体は特に安定的にディスクを保持します。

ドロワーのレールは硬度に精密化されたもので、その許容度はドロワーとガイドレールの許容差を2ミクロン以内と規定しました。ドロワーの動きは繊細で、ラックアンドピニオンギアを介して火星探索機に使用されたメーカーに依頼した精密プラネタリーリダクションモーターによって駆動されます。

メカニズム自体はフィリップスCD-Pro2Mを使用しましたが、エレクトロニクス部分はナグラ独自の設計製造です。

トレイ上のクランプはセンタリングをきっちり出すため、ナグラにより切削されたものです。重量、サイズ、材質など、全てモーターに負担をかけずに所期の目的を果たすための最適点を図りました。

LCDディスプレィもトレイにマウントされていますが、完璧なシールディングがなされています。トップカバー、フロントパネルは10mm厚のブロックで強靱な構造です。

Nagra自社によるメタルワークで切削加工を行うからこそ完成した、徹底的に精密生、耐久性、信頼性を追求したつくりです。

CDC Inside

デジタル信号経路は完璧な44.1kHz周波数が保証されており、ナグラ独自のサンプリング技術によって有害な機械的、電気的干渉を完全に排除しています。

アナログ変換には8倍オーバーサンプリング処理でコンバートしています。

デジタルビットストリームにおいてクロックの完璧な同期はジッターによるドリフトを回避するのに重要なポイントです。多くのプロデジタルオーディオ機器を供給した経験から、ナグラはこの点が決定的に大切なポイントと理解しました。

CDC Open

回路も可能な限りコンパクトに仕上げ不必要な複雑さを排除して制作しました。ハードアルミより削り出しで作成したシャシーと金メッキでカプセル化されたDAC部分によって有害電波はシールドされ、使用しているパーツ類はヒアリングを重ねて選別しました。

録音状態をそのまま再現すること、何も付け加えない透明度を持った回路にすることを目標に、ナグラのプロ技術集団がノウハウを注ぎ、高品質の回路を作り上げたのです。

CDC Panel

フロントパネルに配置されたユーザーの手に触れるスイッチやノブなどは、Nagraの50年を超える経験を存分に生かした人に優しく機敏に反応する人間工学を感性で磨き上げた作動感を約束します。各スイッチの操作性は心を和ませる魅力さえ備えていると申せましょう。

全てのモデルの操作はリモートコントロールによっても行うことができ、プレーヤーの状態はフロントパネルLCDによって確認できます。

サイズはナグラプリアンプ、PL-L, PL-Pと同サイズで、しかもフロントローディングですからスタックして使用でき、非常に魅力的なかたちのオーディオフロントエンドとなったのです。また、プリアンプ機能を持ったCDCにはディスクの状態を視覚的にもモニター可能なNagra伝統のモジュロメーターを装備し、Nagra DNAを色濃く反映したモデルとなりました。

CDC with PS

回路とトランスポートを含めて9カ所のディスクリート電源がありますが、その供給は12V定電圧電源よりなされます。

デジタル部分には全体のクロックとして使用されるリファレンスクロックと同期するカプリングコンバーターによって電源供給がなされ、アナログ回路には低ノイズDC電源を用意されています。

電源はハードアルミによる別筐体に組み込まれ、本体にAC電流や高電圧が流れ込まぬ様に熟慮されています。CDシリーズは世界で最も厳しいCE規格をクリアー、電磁波の放射基準もCE規格に適合しています。

基盤はNagra Pro規格の多層基盤ですが、グランド、パワー電源がそれぞれに分離されていますので、シグナル経路は他の層からの干渉を完全に排除しています。

プレーヤーハウジングも交流、高電圧を使用していませんので、放射干渉から逃れています。外部電源からの+12Vはフェライトが装備されて、パワーケーブルのアンテナ効果を無くしました。

CDC フロントパネル
CDC フロントパネル large image

CDC リアパネル
CDC リアパネル large image

CDP フロントパネル
CDP フロントパネル large image

Specifications

D/Aコンバーター
24ビット
オーバーサンプリング
8x (352.8kHz)
周波数帯域
20Hz(0dB)-20KHz(-1dB)
S/N比
> 108dB (measured in ASA A)
THD+N
> 0.0003%
チャンネルセパレーション
90dB
ジッター
測定不可
アナログ出力
アンバランス(RCA)1系統
バランス(XLR)1系統
※CDTにはアナログ出力機能はございません。
出力レベル
1 or 3.5V RMS selectable (at 0 dBFS)
デジタル出力
AES/EBU x 1
SPDIF x 1
光トスリンク x 1
ヘッドフォン端子
ヘッドフォン出力 x 1
※CDCのみの設定となります。
寸法(本体)
W277xH75xD230mm(メーター、ノブ、プラグ等の突起部は含みません)
寸法(電源部)
H43xW141xD94mm
重量(本体)
3.5kg
重量(電源部)
0.9kg
付属品
リモートコントロール
オプション
VFS

CDC/CDP

伝説のテープレコーダー Nagra 4-S, デジタルレコーダーNagra Vなどの技術を投入したCDシリーズです。厳しい報道、諜報、録音業界のプロを相手に注いだノウハウをそのまま投入し、全く同じ制作チームによってハイエンドオーディオモデルを約10年にわたり開発してまいりました。

CDシリーズは、プリアンプ機能を持ったCDC、プレーヤーCDP、そしてトランスポートCDTというラインアップです。

CDC Top

NagraはあえてPCMディスクの可能性を広げることを目的にプレーヤーを開発しました。

CDは20年の歴史を持ち、これからも安定的に供給されていくパッケージソフトという認識に立ち、その可能性を極限まで追求する、というのがナグラの考え方です。愛情と技術を注げば、CDの可能性を大きく高めて、非常に高品位のオーディオ再生を行えることに自信を持ったからに他なりません。

プレーヤーメカニズムはフロントローディングとトップローディング方式の長所を兼ね備えた独自の方式を採用しました。

トップローディングは自動引き出しに付随する耐久度、ディスク位置問題、消耗度、信頼度の面で優れています。ディスクの中心を正確に出す様にトレイに載せる、ということはサーボシステムのエラー補正、トラックの進行などを考慮すると非常に重要である、と捉えました。

トップローディング方式の利点を認識しているにもかかわらず、フロントローディングが好まれるのはその便利性によるものでしょう。設置に関する制限が軽くなります。理想的なナグラの解決方法は両者のいいとこ取りです。

CDC Tray

ナグラ・モノブロック・トレイと呼ばれるこの方式は、ドロワーにはディスクトレイのみならず、プレーバックモジュールが搭載されています。

プレーバックモジュールのサポートにはナグラVハードディスクレコーダーのモジュールをサポートする方式と全く同じシリコンサスペンションメカニズムを採用しました。モノブロックユニットはとても頑丈で分厚い構造です。

構造を形成するアルミは一つ一つ酸化を防ぐように処理されていますし、メカ自体は特に安定的にディスクを保持します。

ドロワーのレールは硬度に精密化されたもので、その許容度はドロワーとガイドレールの許容差を2ミクロン以内と規定しました。ドロワーの動きは繊細で、ラックアンドピニオンギアを介して火星探索機に使用されたメーカーに依頼した精密プラネタリーリダクションモーターによって駆動されます。

メカニズム自体はフィリップスCD-Pro2Mを使用しましたが、エレクトロニクス部分はナグラ独自の設計製造です。

トレイ上のクランプはセンタリングをきっちり出すため、ナグラにより切削されたものです。重量、サイズ、材質など、全てモーターに負担をかけずに所期の目的を果たすための最適点を図りました。

LCDディスプレィもトレイにマウントされていますが、完璧なシールディングがなされています。トップカバー、フロントパネルは10mm厚のブロックで強靱な構造です。

Nagra自社によるメタルワークで切削加工を行うからこそ完成した、徹底的に精密生、耐久性、信頼性を追求したつくりです。

CDC Inside

デジタル信号経路は完璧な44.1kHz周波数が保証されており、ナグラ独自のサンプリング技術によって有害な機械的、電気的干渉を完全に排除しています。

アナログ変換には8倍オーバーサンプリング処理でコンバートしています。

デジタルビットストリームにおいてクロックの完璧な同期はジッターによるドリフトを回避するのに重要なポイントです。多くのプロデジタルオーディオ機器を供給した経験から、ナグラはこの点が決定的に大切なポイントと理解しました。

CDC Open

回路も可能な限りコンパクトに仕上げ不必要な複雑さを排除して制作しました。ハードアルミより削り出しで作成したシャシーと金メッキでカプセル化されたDAC部分によって有害電波はシールドされ、使用しているパーツ類はヒアリングを重ねて選別しました。

録音状態をそのまま再現すること、何も付け加えない透明度を持った回路にすることを目標に、ナグラのプロ技術集団がノウハウを注ぎ、高品質の回路を作り上げたのです。

CDC Panel

フロントパネルに配置されたユーザーの手に触れるスイッチやノブなどは、Nagraの50年を超える経験を存分に生かした人に優しく機敏に反応する人間工学を感性で磨き上げた作動感を約束します。各スイッチの操作性は心を和ませる魅力さえ備えていると申せましょう。

全てのモデルの操作はリモートコントロールによっても行うことができ、プレーヤーの状態はフロントパネルLCDによって確認できます。

サイズはナグラプリアンプ、PL-L, PL-Pと同サイズで、しかもフロントローディングですからスタックして使用でき、非常に魅力的なかたちのオーディオフロントエンドとなったのです。また、プリアンプ機能を持ったCDCにはディスクの状態を視覚的にもモニター可能なNagra伝統のモジュロメーターを装備し、Nagra DNAを色濃く反映したモデルとなりました。

CDC with PS

回路とトランスポートを含めて9カ所のディスクリート電源がありますが、その供給は12V定電圧電源よりなされます。

デジタル部分には全体のクロックとして使用されるリファレンスクロックと同期するカプリングコンバーターによって電源供給がなされ、アナログ回路には低ノイズDC電源を用意されています。

電源はハードアルミによる別筐体に組み込まれ、本体にAC電流や高電圧が流れ込まぬ様に熟慮されています。CDシリーズは世界で最も厳しいCE規格をクリアー、電磁波の放射基準もCE規格に適合しています。

基盤はNagra Pro規格の多層基盤ですが、グランド、パワー電源がそれぞれに分離されていますので、シグナル経路は他の層からの干渉を完全に排除しています。

プレーヤーハウジングも交流、高電圧を使用していませんので、放射干渉から逃れています。外部電源からの+12Vはフェライトが装備されて、パワーケーブルのアンテナ効果を無くしました。

CDC フロントパネル
CDC フロントパネル large image

CDC リアパネル
CDC リアパネル large image

CDP フロントパネル
CDP フロントパネル large image

Specifications

D/Aコンバーター
24ビット
オーバーサンプリング
8x (352.8kHz)
周波数帯域
20Hz(0dB)-20KHz(-1dB)
S/N比
> 108dB (measured in ASA A)
THD+N
> 0.0003%
チャンネルセパレーション
90dB
ジッター
測定不可
アナログ出力
アンバランス(RCA)1系統
バランス(XLR)1系統
※CDTにはアナログ出力機能はございません。
出力レベル
1 or 3.5V RMS selectable (at 0 dBFS)
デジタル出力
AES/EBU x 1
SPDIF x 1
光トスリンク x 1
ヘッドフォン端子
ヘッドフォン出力 x 1
※CDCのみの設定となります。
寸法(本体)
W277xH75xD230mm(メーター、ノブ、プラグ等の突起部は含みません)
寸法(電源部)
H43xW141xD94mm
重量(本体)
3.5kg
重量(電源部)
0.9kg
付属品
リモートコントロール

展示販売店

サウンドピット
愛知県名古屋市名東区上社2-13
052-775-7901

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