Classic PREAMP / Nagra
Classic PREAMP
Nagraの先進技術を応用した集大成、CLASSIC PREAMP
Nagraプリアンプの集大成といえるクラシック・シリーズ、CLASSIC PREAMP(クラシックプリアンプ)が完成いたしました。
前フラッグシップ機、JAZZを更にグレードアップした設計・構成となっています。採用したコンポーネントパーツも更に増え、より優れた部品を使用しています。
それにより回路基板に対する影響を排除するフィルタリング能力を高めることが出来ました。結果、パワーサプライを内部に格納することができました。
「全てをシャーシ単体に納める」という方法がクラシックシリーズのコンセプトなのです。
特別仕様のポリプロピレンコンデンサー
CLASSIC PREAMPのため特別にデザインされたポリプロピレンコンデンサーをデカプリング、内部ステージに多く使用しすることでパフォーマンスが高まりました。使用真空管はJAZZと同じですが、洗練された回路設計と高品位カスタムメードのパーツによって、周波数帯域特性を広く、またリニアリティーに優れた位相反応が得られました。
左右個別型、高性能パワーサプライ搭載
左右チャンネルには個別に静粛なパワーサプライを登載し、サウンドステージの拡がりとリアリティーを高めることができました。
オプションで入力、出力トランス回路が別個に用意されており、信号は完全にグラウンドと分離されてフローティングとなります。使用するトランスはナグラ伝統の技術による自社で熟練工によって捲かれた、ハンドメードトランスです。
パワーサプライ
CLASSIC PREAMPのパワーサプライはCLASSIC DAC同様、シャーシ内に納めています。電源部に採用されるパーツはNagra社が特に厳選したものです。例えばカスタム仕様のコンデンサーを搭載するなど、これまでの外部パワーサプライ(A CPS-II)に勝るとも劣らない完成度を高めることに成功いたしました。
フィルタリングを徹底したことで電源部としてのパフォーマンスを犠牲にすることはありません。
高品質ヘッドフォンアンプ登載
CLASSIC PREAMPには、HD DACにも搭載された最高品位のヘッドフォンアンプを登載しています。ヘッドフォンでの音楽も妥協なく高音質で再現します。
フロントパネル
フロントパネル large image
フロントパネルにはLCDスクリーンを登載、入力についてはユーザーがメニューからネーミングすることが可能です。
フロントパネルの「0−12dB」スイッチによって、出力ゲインを様々な出力を備えた機器と適合できるように変換することができます。
リアパネル
リアパネル large image
リアパネルには、XLR入力端子x1系統とRCA入力端子x4系統が配備されており様々なオーディオソースに対応いたします。
CLASSIC PREAMPは、オプションのMPS(マルチパワーサプライ)との互換性にも配慮し、「12VDC IN」端子も装備しています。
XLR入力/出力トランス(メーカーオプション)
メーカーオプションにてXLR入力トランス付きモデル、およびXLR出力トランス付きモデルをご用意いたしました。出力トランスを装備することによりXLR出力端子はバランス出力となります。
※ 写真に掲載の「VFS-L」および「Spacing Spikes」はオプションです。
Specifications
- 周波数帯域
- 10 Hz – 50 kHz (+0 / -0.5 dB)
- ダイナミックレンジ
- 1>125 dB (Gain at +12 dB)
- 最小入力電圧(0dB出力時)
- 0.28 V rms (Gain at +12 dB)
- 最大入力電圧(0dB出力時)
- >25 V rms (Gain at 0 dB)
- クロストーク
- > 85 dB
- THDディストーション
- <0.01% (1KHz無負荷)
- 入力インピーダンス
- 50 KΩ
- 出力インピーダンス
- 6 Ω
- 使用真空管(Nagra社選別)
- 2x 12AX7 / ECC83
- 1x 12AT7 / ECC81
- 入力
- XLR x 1系統(入力トランス付きはオプション)
- RCA x 4系統
- 出力
- XLR x 1系統(出力トランス付きはオプション)
- XLR x 1系統
- RCA x 1系統
- 寸法
- W277xH76xD379mm
- 重量(本体)
- 4.9kg
- 消費電力
- 20 W / ON
- <1 W / Standby
- 付属品
- リモートコントロール
- オプション
- 入力トランス付き
- 出力トランス付き
- CLASSIC VFS
- Spacing Spikes(スペーシング スパイクス)
- MPS(マルチパワーサプライ)