Avalon Acousticsについて / Avalon Acoustics

ニール・パテル

Avalon Acousticsのスピーカーはニール・パテルのデザインによって、コロラド州ボゥルダーのスタッフによって具体化されます。その試作品を、フィラデルフィアにあるニール・パテルのブティックで試聴、改良を繰り返し製品となります。

音楽再生に対する情熱が製品開発のすべてです。ニール・パテルの音楽に対する敬虔な態度と、彼の音楽体験をベースにした感性、一人の人間が演奏会場へのトリップのために情熱を傾けたものが、Avalonのスピーカーなのです。従って、演奏家の気配を感じさせる絶対的な実在感、3次元的な奥行き、高さ、広さ、位置関係などをも克明に再現するサウンドステージをリスニングルームに再現する、これがAvalonの開発目標です。

ノイズフロアレベルを極限まで下げすことによって、今までゴミの中に埋もれていた貴重な音楽信号、状況を聴覚で訴える微細な信号音を引き出すことができました。演奏情景を透明、明晰に描き、ピシッと定まった焦点、音の立ち上がりや消えゆく様子を克明に描き、時間的に音の混濁を起こさないよう、過渡特性を高め、楽器の自然な音色、音楽の表情やニュアンス、そして演奏家の熱意などを聞き手にお伝えするスピーカーを造り続けています。

美しくなければ一緒に暮らしたくない

キャビネット

Avalonのキャビネットは美しい。その美しさは形のオブジェとしての気品と、仕上げの丁寧さに尽きます。仕上げは、伝統的な家具製造技術をそのまま応用し、時間をかけてハンドメード。ペアのスピーカーキャビネットは同じ原木から取り出された板で仕上げられ、横からも正面からも一体感を持って見るものの心に訴えます。面が接するポイントは手稲に小刀とヤスリによって仕上げた下地材に、専門職人が選別した木材を貼り、そして又仕上げの加工をします。木材を張るのに、2000kgプレス機で各面2時間(Aavatar2, Eclipse classicは6回、Opus, Opus celamique, Eidoron, Diamondは8回)行程を経て完成です。その前に、同じ行程で下地材を張りますので、非常に多くの行程を経てキャビネット外装が完成することになります。人工付板(天然木風)で化粧したキャビネットとは全く違うことは、目の高い方ならすぐにおわかりいただけます。

Avalonはユニット、エンクロージュア、ネットワーク、仕上げといったスピーカーの4大要素を非常に理詰で、しかも、丁寧に作り上げているスピーカーなのです。きめ細かなグラデュエーション、眼前にせまるサウンドステージ、実在感を伴ったダイナミックコントラスト、反応の速い超高速レスポンス、全てが次元を異にした、未知なる体験へと聴き手を誘いこむスピーカーです。音楽が鳴り渡れば、そこにオーディオ機器は存在しない、ただ限りなく現実に近い音楽空間が現われ、演奏家が、時を越え、場所を越えて聴き手の前に現われるのです。これこそ真の意味での究極のオーディオ。今、音楽を聞く喜びとはなにかを極めて高次元で問うスピーカーなのです。

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