dCS Bartók 2.0(2022.5.24)

Bartók 2.0

Second-generation firmware and performance enhancements

Bartók(バルトーク)の開発、製造は一つのビジョンから開始しました。それは、30年に蓄積され、熟成されたdCSの知識と技術の全てを、dCSの本質を、今日の音楽再生ソースに全て対応する機能をとともに洗練されたデザインで具現化することです。DAC、ミュージックストリーマー、アップサンプラー、プリアンプ、およびヘッドフォンアンプを組み合わせることで、ヘッドフォンとステレオの両方のリスナーに心から音楽を楽しんでいただけるモデルです。(※ ヘッドフォンは Bartók +に対応)

今回発表するBartók v2.0には、Vivaldi(ヴィヴァルディ)、Rossini(ロッシーニ)に登載されているプラットフォームパフォーマンス・アップグレードを用意いたしました。 v2.0は、dCS Ring DAC(リングDAC)をコントロールするマッピングアルゴリズムのdCS独自の極めて重要なアップデートです。 加えて、DSDアップサンプリングの改善が含まれ、新しいフィルターオプションも追加されています。

新しいdCSマッパーによるパフォーマンスと柔軟性の向上

Vivaldi v2.0およびRossini v2.0に搭載されているdCS マッパーは、Bartók v2.0 アップデートに組み込まれました。 dCS マッパーは、DACコア部分にデータを送る方法をコントロールするソフトウェアで、Bartókには、マッパー設定3方式がVivaldi、Rossiniと同様に用意されることになります。

  • MAP1は、新しいデフォルトのマッパーです。 ここでは、リングDACコアを5.644または6.14MHzで駆動します。
  • MAP2は、バージョン1のdCS製品で使用されるクラシックなマッパー設計であり、2.822または3.07MHzのいずれかでRing DACコアを駆動します。
  • MAP3は、MAP1から派生した代替デザインで、5.644または6.14MHzのいずれかでRing DACコアも駆動します。

※ マッパーデザインについては、ディスプレィに表示され、選択できます。

Bartók v2.0で主要なパフォーマンスの改善も導入

【DSD128(DSD x2)アップサンプリング】

DXD x2に設定すればdC SBartók v2.0は、アナログ変換の前段階にPCMオーバーサンプリングの最終段階でDSD x 2(5.6MS/s)アップサンプリングを用意しました。

DSDアップサンプリング設定には、dCSモザイクまたはフロントパネルからアクセスできます。

【DSDフィルター5の設定】

DSD Filter 5は、よりスムーズな位相応答を備えたリラックスしたロールオフを備えており、帯域外ノイズの多くを除去するのに役立ちます。

DSDフィルター設定には、dCS Mosaicまたはフロントパネルからアクセスできます。

ダウンロードは2022年5月31日(日本時間同日午後6時)開始

Bartók v2.0ソフトウェアアップデートをサポートするために、dCS Mosaicも更新いたしました。 このアップデートは、dCSネットワークのマイナーな修正と安定性の向上を提供するため、すべてのdCSのユーザーに無償でご利用いただけます。