Shunyata Researchについて / Shunyata Research

Shunyata Researchについて

シュンヤッタ・リサーチ(Shunyata Research)は、軍事産業に従事した科学者、ケーリン・ガブリエル(Caelin Gabriel)によって1997年に設立されたケーブルメーカーです。解像度の高い音質をそのままに、ノイズによる悪影響を排除し、音響システムの潜在力を生かすケーブルシステムを設計、製造することが設立目的です。ガブリエル独自の測定システム、多岐にわたる革新的な科学技術研究に基づく特許技術に支えられて、シュンヤッタ・リサーチはオーディオ/ビデオ業界で認められた最も優れたケーブルメーカーのひとつに成長しました。 シュンヤッタ・リサーチの工場は、ワシントン州、ピュージェット湾を挟んでシアトルの向かい、ポールスボ(Poulsbo)にあり、工場は1670㎡の作業スペースとオフィスがあります。18人の従業員が作業をしており、ほとんどの社員は創業以来長らく勤務しているベテランです。すべての製品は厳しい品質管理が行き届いた工場内でハンドメイドによる製造、製品検査のプロセスを経て出荷されます。確かな科学技術と自社設計による高品質パーツを使用して、飛び抜けたパフォーマンスと価値を持つケーブルメーカーとして、シュンヤッタ・リサーチは、ハイエンド・オーディオシステムの進歩に尽力しています。

ケーリン・ガブリエルは、元米国軍従属の研究科学者であり、機密度の高いデータ収集システムの研究と設計に携わってきました。これらのシステムは、ランダムノイズによって覆い隠されている超低レベルの信号を検出するように設計され、信号とパワーラインのノイズ干渉の発生源と影響について、気の遠くなるような研究が必要だったのです。その後のガブリエルによる実務経験には、1GB/秒のファイバー・チャンネルインターフェイスや現在の100MB/秒と1GB/秒のイーサネットデバイスを含む高速ネットワーキング・デバイスの開発があります。これは米国政府およびコンピュータサイエンスにおける最高レベルの研究であり、このような広範囲な研究や設計の経験がシュンヤッタリサーチの基礎を形成する特許技術、測定、カスタムパーツの設計コンセプトやケーブルの開発に大いに役立ちました。ガブリエルは10件以上の特許を取得、さらに多くの特許を申請中です。ガブリエルの製品設計は革新的技術に基づいており、世界で最も高く評価されているレコーディングスタジオから、そして最近では、米国内の心臓外科医や病院からも優れた製品として賞賛されています。

実績:卓越した伝統

独自に厳しい基準で設計したパーツ、特許技術、信号伝送における測定技術の進歩により、シュンヤッタ・リサーチ製品は、世界最高水準のレコーディング、マスタリング、映画制作スタジオのほか、医学的手術と必要される高解像度のビジュアルイメージと正確な信号伝送が不可欠なスコープやモニターにも採用され、病院でも活躍しています。多くのハイエンドケーブルやオーディオ機器メーカーは、評価として専門誌上の論評や賞を挙げていますが、シュンヤッタ製品は、医学分野を含む世界中のメディアからカッティングエッジのケーブルとして認められ、パフォーマンスに対しての賞賛に加えて多くのアワードを受賞しています。近年、大手医療機器メーカーから光学スコープ用のパワーケーブルとして、独占契約を結んだほどです。 プロフェッショナルスタジオ、プロダクション、およびマスタリングの現場からの賞賛と推奨最先端のレコーディングとフィルムスタジオ、マスタリングエンジニア、レコードプロデューサー達は、音楽録音と映像制作の最前線で細心の注意を払いつつ作業します。演奏家やパフォーマンスのエッセンスをとらえることは、厳格な基準で行われ、細部はすべてコントロールされていなければなりません。 シュンヤッタ・ケーブルは伝説的なシステムの多くでリファレンスとして採用されています。 実績を伴った成功という点では、ライフワークといわれるレコーディングや映画など、完成の域に達したに作品に携わるプロフェッショナルからの讃辞以上の賞賛はありません。プロが使用する、シュンヤッタ・リサーチのケーブルモービル・フィデリティ(カリフォルニア州セバストポル)、アストリア・スタジオUK(ピンク・フロイド)、スカイウォーカー・サウンド、ソニーミュージック(日本)、シャングリラ・スタジオ(リック・ルービン)、ダスブート・レコーディング・スタジオ(ジェームズ・ガスリー)、ピーター・マクグラス(レコーディング・エンジニア)、フィリップス・クレス トナショナル・スタジオ(ハリウッド)、ニュージャージー・フィルハーモニー、その他多数。以下の代表的コメントが優秀さの証明です。 シュンヤッタ・リサーチの電源ケーブルとインターコネクトケーブルは、私のリファレンスシステムに顕著な違いをもたらした。微妙な違いではない。他のケーブルよりもはるかに大きく、信じられないことに、フロントエンド機器全体を変更するよりもはるかに優れていた。私は自信を持ってシュンヤッタ・ケーブルを推薦する。~リック・ルービン=グラミー賞を複数受賞したレコード・プロデューサーノイズと明瞭さの問題があったモニターシステムでシュンヤッタ製品を最初にテストした。その結果、ノイズが減り、全体的に音質が向上した。モデル2コンバーター、AESルーター、およびB&W:802スピーカーとChordアンプで構成されるメインモニターシステムでの採用を決めた。~クレイトン・ウッド=シニアエンジニア:スカイウォーカー・サウンド USA私たちは特に、シュンヤッタ製品が提供する優れたイメージング、奥行き、明瞭さを実現し、その位相の一貫性に感銘を受けた。私たちは多くの異なった領域での信号経路に於いて試したが、シュンヤッタ製品による貢献は大きかった。デジタル音源では、サンプルレートが44.1k/16ビットから96k/24ビットに切り替わったかのようだった。シュンヤッタ・ケーブルによって接続されるアナログ機器、ワークステーション、ミキシングコンソールを安心して活用でき、わたしの作品の音質向上に貢献した。~アンディー・ジャクソン=シニア・マスタリングエンジニア:アストリア・スタジオUK

ハイエンドオーディオ・メディア・アワード

評論家による評価と多くの専門誌から授与される賞は、一過性ではなく、時を経て積み上がっていくことに意味があるのではないでしょうか。 シュンヤッタ・リサーチ製品は専門誌から23ものアワードを受賞し、多くの専門誌、評論家によって長期にわたり賞賛されています。 The Absolute Sound、The Audio Beat、SoundStage! Hi-Fi、Stereophile、Hi-Fi Technique(香港)、Audio Stream、Hi-Fi Plus(UK)など、有名なハイエンドオーディオ誌は、シュンヤッタ・リサーチ製品に対して、主要な製品賞を授与しています。 専門誌のなかでも優れた人材と評価されている ロバート・ハーレー(アブソルートサウンド)、マイケル・フレマー(ステレオファイル)、マーク・ミケルソン(オーディオ・ビート)、リンカーン・チュン(HiFi テクニック、HK)はシュンヤッタ製品を推奨し、10年以上にわたってリファレンス・ケーブルとして使用しています。

医療用アプリケーション

一方、シュンヤッタ・リサーチは、医療システムにおけるシュンヤッタ製品の技術的成功と高い評価を受けて、医療、軍事、科学分野への供給を目的とした子会社、クリアーイメージ・サイエンティフィック{Clear ImageScientific®(CIS)}を設立しました。

レコーディング スタジオの優れたマスタリング・エンジニアと同様、心臓外科の名医や電気生理学手法を用いた生理学研究所は、心臓の視覚的モニタリングを含む低レベルの信号を扱います。患者や対象物の微妙な変化を確認出来なければならず、変化に対応するように神経を集中しています。クローズド・ネットワーク産業と同様、心臓外科医は、患者に良い結果をもたらすように、微細な変化をチームで共有します。 CIS®製品を使用して得られた結果は驚異的です。多くの場合、非常に高い測定ノイズが存在しますが、CIS®ノイズキャンセレーション・システムを適用することによって、あらゆる種類のノイズを測定する研究室独自のノイズ検出能力を超えるレベルにまでノイズが除去されました。これらのノイズ低減結果は感覚的な評価ではありません、すべて測定結果によるものです。測定器電源のノイズレベル減少は人々の生命に大きく影響します。シュンヤッタ・ケーブルは、難度の高い外科手術の時間短縮に、そして、生命の存続に貢献しているのです。クリーンでノイズのない信号は、不整脈治療手術のために、心臓マッピングとカテーテル・アブレーションを成功させるために非常に重要であり、ラボのCIS®ユニットによるノイズレベルの改善は非常に貴重であることが証明されている。 CIS®、ケーリン・ガブリエル氏、ありがとう! ~ケント・モリスMD=臨床心臓電気生理学、ノース・ヘルス・ケアセンター、ルイビル、ケンタッキーCIS®を使用した場合の解像度は、私たちが使用している記録システムよりもかなり優れている。このコンピューターによる信号の増幅と処理は、75,000ドルもする信号増幅器による記録よりも遙かに優秀であった。~ダニエル・メルビー MD=ミネアポリス・ハート・インスティテュート、電気生理学研究所、メディカル・ディレクター

デザインの視点

電源コード、信号ケーブル、デジタルケーブルによる再生音の違いが明らかになった理由を説明するためには、信頼出来る科学がほとんど存在しなかったため、何年もの間、「ケーブル科学」という用語はオカルト論と見なされてきました。 シュンヤッタ・リサーチは、科学的研究、精密測定、特許取得済みのテクノロジー、および専用の部品と材料の開発を通じて、その常識を変えています。シュンヤッタ・リサーチのケーブル設計は、いくつかの単純な設計原則に基づいています。第一の原則は「信号を保存して保護する」、すなわち、単に害をおよぼさないことです。信号が変形されると、たとえ微細な変形でも、オリジナルの信号を再構築することは出来ません。オーディオシステムのケーブルは、信号を送る機器から受け取る機器に信号が通過する長いルートとなります。どんなケーブルでも信号はある程度劣化してしまうので、オリジナル信号を維持するように注意しなければなりません。ケーブルはキャパシタンス、インダクティヴ・リアクタンスを持つ単純なフィルターとして機能します。ただし、信号に影響を与えるさらに微妙な形の歪みがいくつかあります。絶縁物による吸収、表皮効果、電流共振、および電磁界歪み、などです。これらの微細な歪みがまとまって、音楽信号を大幅に低下させるのです。

第二の原則は第一の原則より重要です。電源および信号ケーブルシステムは、ラジオ、テレビ、マイクロ波、携帯電話、など、信号に害を及ぼす可能性のあるWi-Fiソースなどの高周波(RFI)および電磁波(EMI)のまっただ中に置かれています。見過ごされがちなノイズと干渉妨害の主要原因のひとつは電子コンポーネント自体です。これは、CCITM(コンポーネント間干渉)と呼ばれる概念です。コンポーネント内の電源と内部回路によって生成されたノイズは、パワーコードを介してパワーラインを伝わることがあります。また、パワーコードとインターコネクトケーブルの間で放射する可能性もあります。 シュンヤッタ・リサーチのケーブルは、デリケートな音楽信号を伝導干渉妨害と放射干渉妨害の両方から保護する独自のテクノロジーを用いて設計されています。すべてのシュンヤッタ・リサーチのケーブルは、オーディオシステムの明快さ、解像度、忠実度を損なうノイズとマイクロディストーションを排除する特許技術と自社設計のパーツを使用して、音楽、映画音声の再生に最適化されています。

4つのケーブル織機

シュンヤッタ・リサーチは、四つの高度に専門化されたケーブル編み機を開発しました。 各グレードのケーブルには、スピーカーケーブル、スピーカージャンパー、RCA、XLRインターコネクト、フォノケーブル、AES/EBU、S/P DIF、クロックケーブル、USBケーブル、CGC / SGCグランドケーブルがあります。より高次なレベルのケーブルファミリーになると、より高い次元の専門性、高度な技術、構造技術、導体材料が応用されます。 製品の製造に使用される技術、カスタマイズされたパーツと仕様について、シュンヤッタ・リサーチは科学的裏付けに基づいて、製品を製造しています。シュンヤッタ・リサーチ製のケーブルであれば、各ケーブルのシリーズは統一せずに、各シリーズが混在しても、安心してご使用出来るように能力を補完し合うように設計されているために、完全なシステムの互換性とバランスを保証します。

テクノロジーのハイライト

ヴェノムは、スムーズな結晶の大野銅(連続鋳造銅)、VTX (中空コア導体)およびSTIS(交換可能なスピーカーケーブル端子)等の技術を応用したケーブルです。コストパフォーマンスに優れた、使いやすいケーブルです。 デルタは、高度なフルオロカーボン誘電体、より大きなVTXTM導体、超音波溶接プロセスを使用して端末加工されたコネクターを装備しています。最後に、キネティック位相反転プロセス(略称KPIP Kinetic Phase Inversion Process)は、デルタ シリーズ開発において初めて採用された技術です。 KPIPは、単純なバーンインを超えた、変換調整プロセスです。 KPIPは、時間のかかるバーンイン(慣らし通電)の過程を大きく短縮するという以上に、 伝送機能を担うケーブル能力をさらに向上させます。

アルファは、デルタシリーズに国際的特許を取得したΞTRON®テクノロジーを加えて製造されたケーブルです。ΞTRON®は、測定可能なレベルで確認できるほどに誘電歪みを低減し、さらにケーブル全体の一貫性を保ち、ローレベルの解像度を向上させます。多くのレコーディング エンジニアや音響専門家はパフォーマンス・リファレンスとしてアルファシリーズ ケーブルを使用しているのですが、その理由のひとつがΞTRON®テクノロジーなのです。

シュンヤッタ・リサーチのケーブルラインナップにおいて、常にパフォーマンスをリードするΣシリーズケーブルは、ふたつの新しい最先端テクノロジーの導入により、最先端技術を応用したケーブルと呼ばれるようになりました。シグマ シリーズのインターコネクト ケーブルには、電磁分極として識別される微小ひずみの形を最小限に抑える横軸偏光子(TAP=Transverse Axial Polarizer)という技術が採用されています。 シグマ シリーズのスピーカーケーブルには、ケーブル内の電流共振を低減するHARPと呼ばれる独自のデバイスが組み込まれています。このコンセプトは、たとえて言えば、室内音響の回折に類似しています。〜特許出願中〜

Interconnect cables

アナログ・インターコネクトケーブルは、オーディオ・システムでは最少レベルの信号を伝送します。デジタルケーブルの高速信号、電源コードやスピーカーケーブルを流れる大電流とは異なり、アナログ・インターコネクトは、オリジナル信号をそのままの状態で何も加えずに維持し、外部ノイズから保護しつつ伝送するという、シンプルですがたいへん重要な役割のために設計しなければなりません。高レベルのRFI、EMIに加えて、コンポーネント自体から放射されるノイズが常に存在するため、インターコネクトケーブルは、外部環境からの影響をなくすために、慎重にデザインされなければなりません。あまり知られてはおりませんが、パフォーマンスに悪影響を与える重要な要素の一つには、すべての信号伝送導体に固有の表皮効果や誘電吸収などによって内部で生成された微小歪みがあります。シュンヤッタ・リサーチの創業者であり科学者であるケーリン・ガブリエルは、信号伝送と低レベル信号解像度の分野で認められた専門家です。彼は、外部から、また機器やケーブルの内部で生成される歪みに対処する特殊な金属処理、導体ジオメトリー、多岐にわたる特許技術を開発しました。これらの技術は、シュンヤッタ・リサーチのインターコネクトケーブルに使用されている大野銅(連続鋳造銅)という理想的な原材料からスタートします。次に、大野銅線はシュンヤッタ・リサーチがVTX(Virtual Tube Conductor)と呼んでいる空芯形状ケーブルとして編み込まれます。VTX導体は、表皮効果として知られる導体の歪みを劇的に抑えます。 デルタ・インターコネクトケーブルでは、導体そのものが大きくなり、最高のフルオロカーボン誘電体が含まれているため、分解能が向上し、KPIP(速度論的位相反転プロセス)を使用して、通常のバーンインが短時間で行えるように導体のコンディションを調整します。 アルファおよびシグマ・インターコネクトケーブルは、ΞTRON®や横軸偏光子(TAP)と呼ばれるシュンヤッタ・リサーチの最先端の特許技術が導入されており、歪みをさらに最少化し、解像度を大幅に向上させています。

Speaker cables

スピーカーケーブルは、オーディオシステムにおいて、最重要信号ケーブルリンクの一つです。スピーカーケーブルは繊細な音楽信号を転送すると同時に、激しく変化するスピーカーのインピーダンスに対応して高電流を流すことが要求されます。シュンヤッタ・リサーチはオリジナル音楽信号を不明瞭にして、ひずませる様々な形のマイクロディストーションを排除しながら、大電流を供給するスピーカーケーブル設計を、コストを度外視してデザインしました。電力の伝達を最大化しながら表皮効果を最小限に抑えるシュンヤッタ スピーカーケーブルは、VTX空芯ジオメトリー、高純度OFE銅、という技術を応用していますが、上級シリーズになるに従い、より高度なテクノロジーが応用されています。誘電歪みを排除する特許Eトロン、電源共振モード歪みを低減するHARPテクノロジーなどが応用されています。これらのテクノロジーの結果はコストに関係なく、リスナーにとってはめったに経験したことのない、クリアーでスムーズなパフォーマンスが得られます。

デジタルケーブル

高速デジタル伝送は、オーディオ周波数信号伝送方法とは異なった、まったく新たな知識と設計基準が必要です。オーディオケーブルの信号伝送は、インダクタンス、キャパシタンス(静電容量)、抵抗によって支配されます。対照的に、高速デジタル信号はトランスミッションライン理論(伝送線理論)といわれる原理に支配されます。伝送ラインの性能は、ケーブルのインピーダンス特性によって決まります。特定の種類のケーブルでは、最適なパフォーマンスを実現するために特定のインピーダンス特性が必要です。例えば、ケーブルテレビの同軸ケーブルは75Ωですが、テスト機器のケーブルには50Ωのケーブルというように。 現代のオーディオ機器にはそれぞれ異なるインピーダンス特性の入出力が備えられています。インピーダンス特性はデジタルケーブルの最適なパフォーマンスに対して重要な要素ではありますが、デジタルケーブルを構成する精度がそのパフォーマンスに大きな影響を与えることも、シュンヤッタ・リサーチの研究で究明されました。シュンヤッタ・リサーチのデジタルケーブルはPrecision Matched X (精度マッチZ) というコンセプトによって製造されます。これは、動体表面の許容差、絶縁体の生成過程、および編み組によるシールド精度が信号の小さな変動に対して強靱であるということです。 厳しい精度を実現するには、製造プロセスにおいて、押し出し機と組網機を通常の1/4の速度で稼働させなければなりません。その結果、ケーブルに起因する「信号ジッター」が減少し、優れたパフォーマンスを得ることが出来ました。

独自のテクノロジー

シュンヤッタ・リサーチは、伝導体製品の生産に利用できる最高純度の銅以外は使用していません。 OFEアロイ101またはC10100は、最低でも99.99%の純度(国際的な銅の規格 CDAによる最高純度が、99.99%です)と101% IACSの導電率定格の両方を満足させる最高グレードの銅です。 OFEは、無酸素電解質の略で、OFHC(無酸素高導電率)という用語に取って代わります。 C10100は、純度の証明書が付属している唯一の銅グレードです。 ASTM F68 C10100によって認定されています。  PCNOCとも呼ばれる大野銅ワイヤーは、1986年に千葉工業大学の大野篤美教授によって発明されました。銅線は、複数の結晶境界を作成する銅丸棒を押し出しプロセスによって小さなオリフィス板で冷間成形し、規定の太さに仕上げられます。いっぽう、大野銅ワイヤーは、加熱された金型を使用してワイヤーを鋳造し、単結晶構造を形成するプロセスによって製造されます。大野銅ワイヤーは、超高純度で粒子のない滑らかな音質として知られています。(機密保持のため、技術は特許公開されておりません)  シュンヤッタ・リサーチ独特のVTXTMケーブルは、中空管の形状で作られています。電流はワイヤーの外縁をのみを通過できるので、表皮効果やランダムな渦電流はありません。 VTXTM導体は、純粋なOFE C10100またはOhno(単結晶)銅で出来ています。表皮効果(=高周波)は、電流が導体の表面に密集して流れるため、電流を流すと直角方向に磁界が生じてしまい、磁界は導体中心部ほど強くなります。そのため、磁界による逆起電流が生じて電気信号の流れを阻止する働きとなってしまいます。VTXは、この表皮効果を防ぐための空芯構造です。

 KPIPTM(速度論的位相反転プロセス)は、バーンイン(慣らし通電)、ワイヤー方向性、クライオ(極低温)処理の影響など、さまざまな影響の根本的な原因に関する長年の研究の結果、創業者、ケーリン・ガブリエルによって開発されました。彼は、バーンインと極低温学が「部分的に」しか対処していない根本的な重要な原則とを発見しました。物体を支配する原則が理解されたことで、バーンインとクライオ処理の必要性を事実上不要とする処理技術と装置を設計、製造出来たのです。  ArNi®はシュンヤッタ・リサーチによって設計、製造されたワイヤーの形状で、オーディオケーブルの最高品質ワイヤーです。入手可能な最も純度の高い銅であるOFE C0100またはOhno(単結晶)銅を原材料にして加工が始まります。次に、仮想中空チューブに形成され、表皮効果と渦電流歪みを排除します。さらに、ワイヤーは独自のKPIPTMによって処理されます。(企業秘密のため、特許は出願していません)   ΞTRON®は、シュンヤッタ・リサーチが開発した技術で、信号伝送において誘電体の吸収と再放射を防止します。これには、ふたつの信号経路を持つ特別なタイプの導体

多くのオーディオ グレードのコネクターは、真鍮または青銅で作られています。銀、金、ロジウムのメッキが施される場合もありますが、電流の大部分は接点に使用されるベースの金属によって伝送されます。 CopperCONN®コネクタには、真鍮よりもはるかに高い導電率を持つ純銅接点のコネクターです。パフォーマンスの違いははっきりと耳で判断できます。  STISTMスピーカーターミナルシステムは、スピーカーケーブルの端末処理のコストと複雑さを排除するように設計されています。このシステムにより、多くのアンプやスピーカーで同じスピーカーケーブルを使用することができます。スペードが損傷している場合は、工場に送ることなく交換出来ます。 STISTM交換可能端子は、はんだ付け端子勝るとも劣らないすばらしいオーディオ性能を提供します。そのため、広範なユーザーからリスニングテストを受け、高評価を得ています。  TAP(Transverse Axial Polarizer=横軸偏光子)は、信号ケーブルを進行する信号によって生まれる電磁界と相互作用するデバイスです。 TAPは、信号ケーブルを囲む電磁波の「ふるまい」を変えることにより、オーディオ機器の音響性能を向上させます。実際、TAPは横方向の波を通過させながら縦方向の波をブロックします。この効果は、例えて言えば、反射太陽光を減らすために偏光サングラスを使用するようなものです。偏光マイクロディストーションを補正すると、ソニックグレアと呼ばれる音の反射によるギラつきが低減されます。 〜特許出願中〜

シュンヤッタ・リサーチのデジタルケーブルは、Precision Matched Z(PMZ、注:Zはインピーダンスを意味します)コンセプトによって製造されています。つまり、導体表面の許容差、絶縁体の押し出し加工、編組シールドの精度を製造工程において厳しく管理し、許容誤差をゼロに近い値に抑えます。この厳しい公差を実現するには、製造中に押出機と編組機を1/4の速度で動作させなければなりません。その結果、ケーブルに起因する「信号ジッター」が減少し、パフォーマンスが向上します。  圧着、はんだ付け、ろう付け、冷間はんだ付けはすべて、ふたつのワイヤまたは端子を一緒に接合する方法としては完全ではありません。ソニック溶接は、高エネルギーの音波を使用して、文字通りふたつの金属を分子レベルで結合します。プロセスに関与するはんだや中間金属は無く、純度が保たれます。

HARP スピーカーケーブルで発生する「電流ドリフト」とオーディオ周波数電流共振との関連が、ケーリン・ガブリエルの研究によって発見されました。理論的には、スピーカーケーブルはオーディオ帯域で電流共振を発生させる可能性があり、その共振は室内音響のステンディング・ウェーブ(定在波、モーダル)に類似したものです。 HARPモジュールは、これらの共振を分解する電流モード回折を破壊するデバイスとして機能し、システムの分解能と一貫性を改善します。 VENOM 実績のあるパフォーマンスをお求めやすい価格で

  

ヴェノム シリーズは、「価格を超えるリファレンス グレードの材料を使って優れたパフォーマンスのケーブルを提供する」という設計コンセプトに基づいています。専門誌による多くの評価と受賞、10年間の実績が証明するように、ヴェノム シリーズケーブルは、優れたコストパフォーマンスのケーブルと多くのユーザーから賞賛されています。 正直申し上げると、ヴェノム シリーズからスタートして、さらに優れたケーブルをデザインすることは、チャレンジでした。導体の品質、カスタム設計されたパーツ製造に加えて、信号・パワー伝送科学の基礎学問に対する集中力が要求されました。 ヴェノム シリーズケーブルのパフォーマンスとクラフツマンシップは、価格を度外視しても、ベストバイケーブルとの評価に値するシリーズです。

VWNOM シリーズの特徴と科学的証明

ヴェノムシリーズの信号ケーブルは、専用の空芯コアVTXアレイで世界最高品質の大野OCC(Continuous Cast Copper=連続鋳造銅)を使用しています。 RCAとXLRケーブルは、「シングルエンド」と「バランス」という異なる信号伝送用に最適化されなければなりません。そのため、まったく異なるケーブルデザインとなりました。ヴェノム信号ケーブルとスピーカーケーブルは、ノイズ耐性に優れ、厳重にシールドされています シュンヤッタ・リサーチのカスタム設計モールドコネクターは、ヴェノム シリーズ電源コードのパフォーマンスの重要な要素として際立っています。 これらの専用コネクタは、このクラスとしては太い12〜10ゲージのOFE(無酸素銅)導体を収容できるようにオーバーサイズになっています。 ワイヤは圧着、はんだ付けされており、瞬時電流(DTCD®)をもそのまま転送します。 大野銅線はPCOCC(Pure Copper by Ohno Continuous Casting Process=大野式加熱鋳型による連続鋳造法による単一結晶銅)とも呼ばれます。その超純度と独自の連続鋳造プロセスにより、信号ケーブルに使用できる最高品質の銅である、と多くの人々によって賞賛されています。大野銅線は単結晶構造を形成するため、加熱型鋳造によって作られるので非常にコストがかかります。 大野単結晶銅は、「純粋な」音質でも評価されていています。

ゼロからの設計、独自の技術

デルタ・シリーズのインターコネクト・ケーブルは大野銅ワイヤーなど、ヴェノム シリーズに投入された独自技術のすべてを継承しています。高度なフルオロカーボン絶縁体、大径VTXTM空芯構造、シュンヤッタ・リサーチ 独自の音波溶接プロセスによって端末加工など、独自技術を多用して性能を強化しました。 KPIPTM(キネティック・フェーズ・インバージョン・プロセス)は、デルタシリーズで初めて登場しました。 KPIPTMは通常のバーンインを超えて、導体を調整する高度なプロセスで、この技術が適用されるすべての製品のパフォーマンスを劇的に向上させます。 デルタ・シリーズケーブルに応用された特徴的な技術による相乗効果によって、音の解像度、明瞭さ、一貫性がグレードアップします。デルタシリーズケーブルは、ラインナップ中でも、コストパフォーマンスが非常に優れたケーブルシリーズです。

特許取得済みの科学による伝説のパフォーマンス

国際的に特許を取得したΞTRON®テクノロジーは、シュンヤッタ・リサーチのテクノロジーの中でおそらく最も説得力があり、測定可能なほど誘電歪みを低減し、信号をそのまま維持して電送する能力を備えています。 ΞTRON®ケーブルは、市場で最も高価なケーブルでさえその性能を上回っていることから、著名評論家、顧客、サウンドエンジニアの間で伝説的な評価を得ています。 ケーリン・ガブリエルの研究成果であるアルファ・シリーズのインターコネクトとスピーカーケーブルは進化した第2世代のΞTRON®テクノロジーを応用しました。 アルファ・シリーズは、ΞTRON®テクノロジー、大野銅、VTXTM中空コア導体、音波溶接端子、およびKPIPTM(Kinetic Phase Inversion Process)という独自の技術を組み合わせることで、性能、部品品質、構造において抜きん出たパフォーマンスを誇ります。

シグマシリーズは科学とアートとの融合

シグマシリーズのケーブルは、他のケーブルとは明らかに一線を画した技術革新とデザインによって製作されたケーブルです。 Sigmaシリーズのケーブルは、結果の現れるようなパーツの進化と客観的な測定、そして構造品質に対する器用で熟練した作業の目と手作業によって完成されました。科学的に証明する方法がほとんどないような一般のケーブル製品とは異なり、シグマシリーズ製品には、ケーブル業界の品質とパフォーマンスの基準を設定するような、これこそがシグマだ、というように客観的に特定することができるテクノロジーが組み込まれています。

シグマシリーズは科学とアートとの融合

技術革新

シュンヤッタ・リサーチのケーブルラインナップのトップランナーとしてのシグマ シリーズ ケーブルは、2つの最先端テクノロジーを新たに導入することにより、「最高水準=State of the Art」という価値を、まったく新しいレベルに引き上げています。 • シグマシリーズのインターコネクトとデジタルケーブルに統合された「横軸偏光子」(TAP= Transverse Axial Polarizer)がその一つです。 それは、「電磁分極」として識別される「マイクロひずみ」の形体を最小限に抑え、「音のまぶしさ、ぎらつき」を減らすと同時に明瞭さと一貫性を高めます。 • 次に、スピーカーケーブル内の電流共振を低減するHARPと呼ばれる独自のデバイスを組み込みました。これは、例えて言えば、ルームアコースティックで周波数の不規則性を処理する拡散パネル(例えば、QRDディフューザーのような)に類似したコンセプトなのです。 〜特許出願中〜

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