Varèse Introducting / dCS
野心的な革新技術、興奮のリアリズム
今までより遙かに明晰で自然な音によって、リスナーがさらに音楽に没頭できるように、一連の新機軸を駆使してdCS Varèseは新しい時代のエマーシブなプレイバックを夢見て完成させました。
dCSでは、音楽録音の各側面を絶対的に忠実に再現することに努めています。この理念によって、35年以上にわたってdCSの音楽産業における使命を導き、初期のデジタル・コンバーターから現在の製品群に至るまでの開発を推進してきました。dCSは、リスナーが愛する音楽の衝撃を余すところなく明らかにするために、最も洗練されたオーディオ技術を考案し続けてきました。
プロ用オーディオ機器の開発から始まり、高性能な音楽システムやセパレートシステムの制作へとdCSは進化して参りました。私たちは最も正確なサウンドと最も実りある音楽再生の感動を皆さまと分かち合うことを念頭に、dCS技術の焦点を拡大して参りました。dCSのチーム自身が音楽を愛する者として、お客様の生活における音楽のもたらす恩恵がいかに大切であるか、を十分に理解しております。
私たちの新しいシステムdCS Varèseは、前述の私達の開発理念と目標学を形に顕した作品です。今までで最も先進的な音楽システムであり、dCSが発表した作品の音楽再生水準を凌駕する圧倒的なパフォーマンスを実現できました。同時に、よりシンプルで直感的なユーザーに優しい操作感とセットアップ、カッティングエッジ・メカニズムとハードウェアとを融合さました。そよ風がレースにふれるような、そして、音楽と心の感動が流れるようなフォルムと融合させた心に響くデザインの筐体で包みました。
「dCS Varèse Technical Explanation」詳しい技術解説はこちら
Varèseは、数年前から始まった一連のプロジェクトの集大成です。
dCS製品のアップデートを研究開発することに加え、私たちはDACの音響性能と測定性能をさらに向上させるにはどうすればよいかを探求することに多くの時間を費やしてきました。また、オーディオ信号、タイミング、コントロール信号を伝送する統一システムを開発し、オーディオ・コンポーネント間のクロッキングを改善方法の研究も始めていました。
これらの課題を研究しつつ、それと並行して、リスナーが音楽をもっと深く探求し、しかもシンプルな音楽再生装置で、そして心の底から音楽による感動を得るには、どのようにdCS作品を磨いていけば良いかについて、世界中のdCSオーナーたちのご意見を受入れ、夢の音楽インターフェースのあり方を模索しておりました。
このような研究の流れが収束するにつれて、私たちは、dCS作品によるリスナーの体験を新しい時代に再解釈する、という野心的なプロジェクトに着手することを決断しました。
The Varèse Music System
Varèse・ミュージック・システムは、コア、ユーザー・インターフェース、マスター・クロック(オプション)、2つのモノラルDAC(各オーディオ・チャンネルに1つずつ)の5つのコンポーネントで構成されています。また、専用のVarèseリモートコントロールと新しいアプリ、dCSモザイクACTUSが含まれています。 専用のCD/SACDトランスポートも2025年に発売される予定です。
新しいテクノロジーとイノベーション
Varèseは、パフォーマンスをさらに向上させ、より正確で明瞭なサウンドを提供することを可能にする一連の新技術を採用しています
これらには、特許取得済みの新しいクロッキング技術であるdCS Tomixが含まれます。ACTUSは、コンポーネント間でオーディオ信号、制御信号、タイミング信号を伝送する特注のインターフェイスであり、Differential Ring DACは、dCS Ring DAC™のまったくの新世代RingDACへと飛躍しました。
Varèseには、新しい回路設計から強化された電源に至るまで、機械的および電子的な革新技術が採用されています。これらの技術的な進歩の恩恵は多岐にわたります。ジッターをさらに低減する一方で、リニアリティを高め、ノイズフロアをぐっと下げ、クロストークを排除し、その過程で測定にっても新たな基準を再び設定することができました。
よりリアルな臨場感
音楽リスナーにとって、Varèseは、dCSに期待されるすべてのクオリティをより大きなスケールで実現しました。より広範な三次元サウンドステージ、より自然で心にしみる音楽表現、忠実な信号伝達、正確なリズムの流れ、より具体的な、そこに居るようなヴォーカル、ベースやキックドラムなどによる低域の質感、タイミング、インパクトの向上、低音域でのスピード感と音色の豊かさなどの特長がリスナーから指摘されています。
経験は人それぞれですが、Varèsに出会ったすべての人が「今まで以上に音楽と心が深く結びついた」、と異口同音に言葉にした印象です。 Varèseの多くのイノベーションが組み合わさって、これまでで最も超越的なdCS体験をリスナーに提供し、これまで以上に音が存在感を放つ演奏を聴かせてくれた、ということです。
唯一のビジョンに向けて
Varèseの開発は、dCSのチーム全体にとっては、とても大きな作業でした: 「Varèseの開発は、dCSのチーム全体にとって大きな仕事でした。「Varèseは私たちのオーディオ人生において最も挑戦的な開発作業でした」とdCSのマネージング・ディレクター、デイビッド・スティーブンは言います。「リスナーに、我々の現在の作品群の能力を超える、明らかに特別なシステムを提供するために、私たちは唯一のビジョンを抱き、勇気を持って、一切の妥協なくこれを追求しなければならないことを知っていました。」
" I think it's fair to say Varèse is the most complicated and challenging project I've been involved in... "
dCSのテクニカル・ディレクターであるアンディ・マクハーグは、「私は30年以上dCSに在籍し、オーディオ・プロフェッショナルとコンシューマー向けのあらゆる主要プロジェクトに携わってきました。Varèseは、私が携わったプロジェクトの中で最も複雑で困難なプロジェクトであると言っても過言ではないと思いますが、チームと彼らが作り上げたシステムをどれだけ誇りに思っているか、言葉では言い尽くせません。」
より詳しいことは
今後、Varèseのパフォーマンスを支える技術や機能を紹介するディープダイブ、ホワイトペーパー、ビデオで、今後数ヶ月にわたってシステムの設計を詳しくご紹介します。ニュースレターをご購読いただくと、最新情報を直接お届けします。
dCS Varèseは、8月9日香港ハイエンドオーディオビジュアルショーにて展示。2024年9月以降、英国と米国で積極的なデモンストレーションを皮切りに、世界各地のイベントに巡回します。どうぞご期待下さい。