dCS キングズ・アワード 受賞(2025.10.10)

1965年に創設されたキングズ・アワード・フォー・エンタープライズは、英国企業に授与される最高位の公式栄誉です。それは、国際貿易、イノベーション、持続可能な開発、社会的流動性を通じた機会の促進という4分野における卓越した業績を称えるものです。

毎年、数百件の応募書類が独立した専門家委員会によって審査され、受賞候補者の最終選考リストが選出されます。この最終候補リストは、英国首相および在位中の英国国王の承認を得た後、受賞者の最終リストが発表されます。

応募企業はその社会的な衝撃性を実際の製品や活動によって正当性を証明しなければなりません。dCSは2025年にRig DAC Apexを対象として応募し、キングズアワードを受賞した45の英国企業の一つとして2025年、にその栄誉に預かりました。
Ring DAc Apexは2020年、コロナ感染症ロックダウン時にVivaldi DACをさらに高い品位と音楽性を求めたdCSチーフエンジニア、クリスヘイルズによって発案され、dCS技術陣によって完成されたDAコンバージョンシステムです。このRing DAC APEXによって、多くの人達の音楽体験の精度と音質を高めることができ、それが、受賞の理由の一つです。

2025年4月に受賞通知が届きました。そして、9月はOBE QPM(英国政府から社会への貢献を認められた人に与えられる栄誉) ジュリースペンス氏(ケンブリッジ州の国王代表者)を筆頭に副総督、総督候補生らがdCS工場を視察しのために本社にお迎えすることになりました。そして、キングズアワード授与という名誉に預かりました。

スペンス氏はチームに向けて、dCSの卓越性への取り組みを称賛し、審査委員団は、クリス・ヘイルズとdCSエンジニアリングチームが最先端の発明をさらに進化させた、という審査委員団からのコメントを読み上げました。

「APEXを世に送り出すこと——新たなAPEXモデルであれ、既存オーナー向けの数千ものアップグレードキットであれ——は、過去においても現在でも、途方もない大事業です。設計はエンジニアリング部門から生まれますが、それを世に広めるには、製造から運営、財務、マーケティング、販売、サービスに至るまで、dCSの全従業員の協力が不可欠なのです。」

国王賞はdCSに授与された2つ目の王室栄誉であり、2019年に授与された女王企業賞(イノベーション部門)に続くものです。同賞は当社のヴィヴァルディ製品群向けに開発された技術が高く評価され、授与されました。

dCS製品が評価されることは常に光栄であり、Ring DAC APEXを体験されたリスナーの皆様からの反響に大変喜ばしく思っております。音楽体験が向上したとのコメントが何よりの喜びです。APEX製品やアップグレードをご購入いただいた皆様には、その成果に満足いただけていることを願っております。また、APEXの実現にご購入やご協力いただいた全ての方々に感謝申し上げます。リスナーの皆様、お客様、パートナーの皆様がいなければ、私たちの仕事は成り立ちません。今後も技術の向上と、全てのdCSオーナーのリスニング体験の向上に向けて、探求を続けてまいります…
